以前は高脂血症と呼ぶことが多かったのですがHDLコレステロール(善玉コレステロール)の低値も危険な要因のため、脂質異常症と呼ぶようになっています。
自覚症状はほとんどなく健康診断で異常といわれても放置している人が多い疾患です。高いまま放置すると心臓の血管の病気を起こす危険が高くなります。特に家族に冠動脈の病気(心筋梗塞、狭心症)のある人、タバコを吸う人、高血圧、糖尿病がある人は要注意です。
脂質の正確な測定には12時間以上の絶食が原則なので、きちんと検査をすれば実は異常がないこともあります。健診で異常の場合は再度、血液検査を受けることをお勧めします。