甲状腺の病気としては甲状腺のホルモンがたくさん出ているバセドウ病(甲状腺機能亢進症)とホルモンの出が悪い甲状腺機能低下症があります。
典型的なバセドウ病は甲状腺腫大、眼球突出、体重減少、頻脈などを認めますが、あまり症状がない場合もあります。動悸、脈が乱れる人のなかにも甲状腺機能異常が原因の場合があるので疑わしい場合は甲状腺機能の血液検査が必要です。
最近、動脈硬化の検査で頚動脈の超音波検査を行なう機会が多くなりました。これにより症状のない甲状腺腫瘍や甲状腺腫大が見つかりやすくなったように思います。